支援級に入るまでの葛藤

 

こんにちは、ふくふくです!
今日もブログを読みに来てくださって、本当にありがとうございます。

 

私の白血病の体験記と、子供達の発達障害の話を交互に投稿しています!
今日は子供達の発達障害のお話!

 

今回のテーマは

 

『支援級に入るまでの葛藤』

 

についてです。

 

今でこそ、うちの子供達2人共が支援級に在籍していますが、最初の決断――特に長女ぽんちゃんの時には、本当にたくさんの葛藤がありました。
支援級に入れる事は決して簡単な決断ではなく、親として「これでいいのかな?」と何度も自分に問いかけた日々。
その過程を、今日は少し丁寧に振り返ってみたいと思います。

 

 

◆境界知能という微妙な位置づけ

 

ぽんちゃんは《境界知能》と言われるグレーゾーンに当てはまります。
境界知能は、知能検査でのIQが70~85の範囲に該当する人の事を指す言葉です。
知的障害には該当しないけど、一般的と言われるIQ100よりは低いという位置。
ぽんちゃんが就学相談を受けた時期には、住んでいる自治体の支援級は知的固定級しかなかった為、『IQだけを見るなら通常級』が該当するという状態でした。

 

 

でも、私の目から見ると「通常級に本当にやっていけるのか?」という不安がどうしても拭えませんでした。
なぜなら、私自身が発達障害の当事者でもあるからです。
子供時代に体験した、みんなと違う部分が浮き彫りになってしまった時の冷たい視線、足を引っ張ってしまった時には攻められ、そしてそれがいじめにつながる可能性…。
身をもって経験してきたからこそ、「通常級に入れたらどうなるか」を、ポジティブに考える事はとてもできなかったんです。

 

ゴリ押してでも支援級に入れるべきか? 通常級で様子を見るべきか?

 

支援級を調べ始めたとき、私はすぐに大きな壁にぶつかりました。

知的支援級の場合、授業の進度は個別対応。

通常級とは授業内容の進み方が全く違うのです。
だからこそ、子供に合わせた学び方ができる反面、『通常級への転級はほとんど想定されていない』という現実を知ったのです。

(通常級に行けない訳ではないが、それなりの本人の努力が必要)

 

更に、中学校も自動的に知的支援級になるケースが多く、その場合うちの自治体では内申点がつかないため、普通高校に進学する道はとても難しくなる――。
(内申点をつけてくれる自治体もあるそうです)

 

「小学校1年生の段階で、その子の(普通)高校進学の可能性をほぼ閉ざしてしまうのは、本当にいい事なのか?」

 

「もし将来、『あの時の判断で自分の道を狭められた!』と本人が恨みに思うのではないか?」

 

現在の課題と将来の進路という板挟みで、何が正解なのか全くわからなくなってしまっていたんです。

 

 

◆臨床心理士さんの言葉

 

迷いに迷った私は、定期的に臨床心理士さんに相談していました。
うちの自治体は、子育ての悩みを無償で臨床心理士に相談する事ができるんです。
かなり活用させていただいたので、この制度には心から感謝しています。

 

支援級か通常級かで迷っている私に心理士さんがくださったアドバイスは、

 

「小学校2年生の前半くらいまでは、周りの子供達も”学校”という環境に慣れるのに必死。
だから、その時期にいじめに発展する可能性はそこまで高くはないんです。
お試しの気持ちで通常級でスタートしてみて、やっぱり難しいと感じたら、その経歴を持って支援級を再検討してはどうですか?」

 

というものでした。

このアドバイスが一番しっくり来て、私はようやく決断できました。

 

「とりあえず通常級から入ってみよう!」

 

そう腹をくくったのです。

 

 

そして、通常級で入学をした4月…

 

 

◆わずか数週間で見えた答え

 

入学後、実際に通常級で過ごしてみると――やはり厳しかったです。

特性上、人の話を集中して聞き続ける事はできないし、長い説明になると意味が理解できない。
そして、周りを見て判断する事も難しい。

ぽんちゃんは一人で通学する事も難しかったので毎日教室まで送り迎えをしていたのですが、同級生達との圧倒的な”差”を毎日痛感させられ、
授業に“参加”しているのではなく、“置き物として存在しているだけ”の姿を見て、

 

「通常級に居続ける事でぽんちゃんに学びはないな」

 

と確信できました。
入学から数週間後の4月下旬の段階で転級希望の就学相談を申し込みました。

 

転級は学期の途中では難しいので2学期までは通常級に通い続けましたが、徐々に「学校が辛い、行きたくない」とぽんちゃんも泣きながら言い始めたので、素早く行動に移して本当に良かったと思いました。
もたもたしていたら2学期3学期と通常級から出られず、不登校になっていた可能性だってあったと思うんです。

 

たった数カ月だけの通常級経験。
でも、私は「最初から支援級にすればよかった」とは全く思っていません。

むしろ『通常級では難しかった』という事実を、私自身と、そしてぽんちゃん本人が確認できた事はすごく大きかったと思っています。
もし最初から支援級にしていたら、「通常級でもいけたんじゃないか?」という後悔や迷いを一生抱えていたかもしれませんから。

 

 

◆支援級に入ってからの変化

 

支援級に転級してからのぽんちゃんは、本当に見違えるようでした!

 

それまで学校ではどこか緊張していたのに、支援級に移ってからは表情が一気に明るくなり、よくお喋りをするようになったんです。
学習面でも、本人のペースに合わせてもらえるので理解度が深まり、自信がついてきたのが伝わってきました。

 

「その子に合った環境に身を置くことが、こんなにも子供の成長に直結するんだ」

 

と心から実感しました。

 

自分自身は支援級に通った経験がなかったので、正直に言えば《未知の進路》でした。
インターネットで調べれば調べるほど、良い話も悪い話も出てくるので不安はもちろんありました。
でも、誰かに相談しようにも、身近に支援級にお子さんが通っているという方は一人もおらず…。

そんな中で救いになったのが、就学相談員さん、そして臨床心理士さんの存在です。
特に臨床心理士さんには、外では言えない本音、親としての感情――「心配だ」「不安だ」「間違えたくない」という気持ちを包み隠さず打ち明けられました。
専門的な知識だけでなく、感情に寄り添ってもらえた事がどれほど心強かったか…。

 

振り返れば、あの悩み抜いた日々も、全部「子どもらしさ」を守りたい一心だったのだと思います。
周りと同じでなくてもいい、うちの子らしい成長を大切にしたい。
そうやって選んだ道だからこそ、今は胸を張って「この選択でよかった」と言えます。

 

子どもの進路に葛藤がない親なんていないと思います。
「どの道が正解か」なんて、きっと誰にも分かりません。
けれど、「子どもに合った環境を探してあげたい」という気持ちがあれば、それが親としての大きな愛情なんだと思います。

 

 

◆次回予告

 

今回は、「支援級に入るまでの葛藤」について書いてみました。
「同じように悩んだよ」という方や「うちも支援級です」という方がいたら、ぜひコメントで教えていただけたら嬉しいです。

 

次回は、白血病の話。

 

【寛解を告げられた日の気持ち】

 

病気と共に歩んでいく中で、ひとつの大きな節目となった日のことを、私なりに綴ります。

 

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
また次回もぜひ遊びに来てくださいね!

 







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